スラムダンク最終巻、
湘北vs山王の一番最後のシーンを覚えているだろうか?

SLUM DUNK 31巻

この超名言「左手はそえるだけ…」
そして、見事、桜木花道はシュートを決め、山王に勝利をする。
なんという感動の展開、、、!。
だが、冷静にこの場面を考えてみると違和感がないだろうか???

「なんでこんな冷静になれてるん?」

残り1秒の場面、自分がシュートを外せば敗北が決定。
こんなプレッシャーのかかる場面、
普通は落ち着いてシュートできない。

これにぴったりの例がある。こちら。

SLUM DUNK 21巻

花道に30円、100円でバッシュを買わされた(笑)
チエコスポーツの店長の高校時代の話だ。

海南との死闘で落ち着いてシュートを打てず外してしまう、、、
そう、死闘、つまり、競った場面、プレッシャーがかかる場面では
こんな感じで落ち着いて打てないのが普通なのだ。

じゃあなぜ、花道はこの場面で落ち着いてられたのか。

理由は3点ある
今回はこの理由を述べるのがメイン。

花道が最後の場面で落ち着いてられた理由
1点目

安西先生によって、既にこの場面のイメージトレーニングがされていたから

シュート2万本練習の時点で
既に安西先生は、競った場面で
花道にボールが渡ることをイメージさせていたのだ。
だから、頭の中では、何度も何度もイメージで体験したことが
試合で実際におとずれた。ある意味、初めての場面ではなかったのだ。

花道が最後の場面で落ち着いてられた理由
理由2つ目


普段の練習から、「左手はそえるだけ」を意識して
練習していたから。
スポーツの世界の有名な言葉に
「練習は試合のように、試合は練習のように」という言葉があるが
まさにそれである。
花道は練習の時に、ただシュートを打つだけでなく、
試合を想定しかつ基本に忠実にするという、
質の高い練習ができていたのだろう。(ゴリの指導と花道の地道な努力の賜物)

花道が最後の場面で落ち着いてられた理由
理由3つ目


この時の花道には
『断固たる決意』があったから

SLUM DUNK 31巻

背中に怪我を負うも、
“今が人生の全盛期”と腹をくくったからこそ、
冷静になれたのだろう。

安西先生は山王戦の前夜にメンバー達に伝えた
「全国制覇を成し遂げたいのならもはや何が起きようと揺らぐことのない
断固たる決意が必要なんだ!!」

“何が起きようと揺らぐことのない”

“ラスト1秒のプロッシャーがかかる場面でも揺らぐことのない”
という意味にも当てはまる。

何気なくさらっと読み飛ばす最後のシーン
実はこれだけのことが関連しているのだ。
スラムダンクは奥が深い、、、本当に。
実は今回あげた3つの理由、
スラムダンク全31巻を10回読んで、初めて気づきました(笑)

これからも読み続けたいと思う。

読んだことが無い人は一度読んで欲しい
読んだことがある人ももう一度読んで欲しい
新たな気づきが必ずあるから。
新たな感動が待っているから。

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