よく『仕事は仕事と割り切る』という言葉を使う。
だが、あまりこの言葉の意味を理解していないように思える。
そこで改めて『割り切る』
という言葉の意味を辞書で引いてみた

『割り切る』


個人的感情を入れずに考えたり、行動したりすること。また、物事結論きっぱりと下す表現として用いられる。仕事私生活人間関係において、相手への過剰期待捨てある程度の距離を置いて付き合うことなどを「割り切って付き合う」と表現する。

https://www.weblio.jp/content/%E5%89%B2%E3%82%8A%E5%88%87%E3%82%8B

これを踏まえると、『仕事は仕事と割り切る』は、
言い替えると『仕事に個人的な感情を入れない』となる

では改めて『個人的な”感情”とは何か?
感情とは人が、ヒトなどの動物がものごとや対象に対して抱く気持ち
喜び、、悲しみ怒り諦め驚き嫌悪恐怖など

ポジティブな気持ちだけでなく、ネガティブな気持ちも
全部、ひっくるめて、『感情』なのだ。

『仕事は仕事と割り切る』を
さらに平たく言い換えると、
『仕事に対して抱く
良い気持ち、嫌な気持ち、
全ての気持ちを入れずに仕事に取り組む』
ということになるだろう。

ん?、チョマテヨ。
『気持ちを入れずに・・・』
とあるが、
この『入れずに・・・』に違和感。
「入れずに」って言う言葉のニュアンスは
“意識して気持ちを入れないようにする”
“敢えて” “故意で” というものがる

だが一方、
感情とは”抱く”気持ちのこと
この”抱く”のニュアンスは、
“自然と湧いてくる” 、”印象を受ける”

“敢えて” “故意で” といったものとは真逆のものだ。

以上を踏まえて
『仕事は仕事と割り切る』を
さらにさらに平たく言い換えると、

『仕事に対して湧いてくる気持ちを
感じないように無視して
仕事に取り組む』といえる。

さぁ、ここで本談に突入するよ!
(え!今までのは本談ちゃうんかよ!長いな!)

湧いてくる感情が良い感情だったら問題ないけど、
嫌な感情だった場合が問題になりがち。

あの上司に会いたくない、
あの仕事をするのが辛い、
あんな嫌な想いしたくない 等々

この嫌な気持ちが湧いてきたとき、
その湧いてきた気持ちの量が多くて
無視できるキャパを超えると
辛くなるよねっていう

会社員のデメリットは、
上司、同僚、お客さん、仕事内容 等々が選べないため
嫌な気持ちになる環境に配属されると
そこからなかなか逃げれない という点がある。
加えて、
週5以上という勤務であることから
嫌な気持ちになる頻度が高い点がある。

1週間7日の内、勤務する5日が
嫌な気持ちを抱くとすると、
日々の生活において、
約7割が嫌な気持ちを抱くことになる。
(5日/7日≒7割)

そうなった場合、
どうしたら、そんな大量の嫌な気持ちを無視できる?

仕事を変える、環境を変えるが一番の策だが
気軽にはできないケースが多いだろう。

と考えると、
大量の嫌な気持ちを無視できるように
心のキャパを大きくするのが1つの選択肢

先ほどの嫌な気持ちになる仕事がある、7割を除く
残りの3割を(というより、休みの日を)
めちゃめちゃ充実させることが大事かもしれない。

“日々の7割は嫌な気持ちやけど、
残り3割は最高の気持ちになれるから
嫌な気持ちも無視できる☆”

このようになるのが1つの選択肢な気がする。

週2日、両親・子供・恋人と過ごす時間が最高!
趣味の時間が最高!
こんな感じになれば、
日々の7割感じる嫌な気持ちも
無視できて
つまり、
『仕事は仕事と割り切る』
ことができるのかもしれない。

週2日、両親・子供・恋人と過ごす時間が最高ではない!
趣味の時間も別に最高!って程じゃない。

となると、
日々の7割も嫌な気持ちも感じるのが無視できない、
我慢できない、この生活でもいいやと思えない、
挙句の果てに
何のためにこんなに嫌な気持ちに
ならないといけないのか?となり
生きていくのがしんどくなるパターンもある。

『仕事は仕事と割り切る』には
割り切るに値する何かが必要になりそう。
日々の7割の仕事に対して嫌な感情を抱くなら
残りの3割で最高な感情を抱けないと割に合わない、
そんな感情を抱く何かを探すことに対しては
無視せずに全力で取り組むのが大事になってくるのかもしれない。

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